Yan Lauria によって開始されたディスカッション

たかがテクスチャ、されどテクスチャ

博物館製作メモってうたってますが、教育者ではないので、作りたいものを作る、一緒に組める相手が見つかれば、相手にも作りたいものを作ってもらう。そうしていればいつも間にかシム内はオブジェクトで一杯になっていく。

ある時点、訪問者の中にはシムの重さに耐えられない人が出てくることになる。これはバーチャル科学館の使命としては由々しき事態である。

だいたいはテクスの読み込み時間がネックになるのではないだろうか? しかも情報の豊富な博物館ほどテクスで重くなる。

(解像度)

所詮、1920x1080のモニタで見るんだから、512x512以上の解像度のテクスはいらないはず。ズームしても見たい細密画ならともかく。

文字情報を含まないスナップショットは512×256でもいいはず。まずはそうしておいて、どうしても不足なテクスがあればそれだけ1024x1024に上げればよい。

以下のテクスの最初のが256x256.その次が512x512である。ここまで表示できることを知っておくとよい。

(png-24の透明なし)

さて、大変煩わしいテクス作りを効率化するには、私の場合、最初から512x512と512x256の2つテンプレートを用意しておく。保存時にpng-24の透明なしで保存すれば、そのままSL/OpenSimにアップできる。ここでGoogleスライドもパワポも「png-24の透明なし保存」を選択できない。ただ「png」を選ぶしかない。

イラストレータやフォトショップなら「Webおよびデバイス用に保存」を選ぶと「png-24の透明なし保存」を選択できるが、どちらもアイコン状態ではフォルダ内でサムネイル画像が表示されないので、整理に不便。

皆さん、楽なソフトをご存知でしたら教えてください。

(そもそもの話)

ここから仮想空間内での文字情報の扱いについて考える。

そもそも仮想3D空間なので、言語を使わず視覚的コミュニケーションを多用したい。そうすれば言語の違いを超えた博物館になる。ところが、絵画や彫刻でもタイトル、作者名、製作年の表示のないアート作品はない。逆に言えば、ゴミやガラクタでもそれにタイトル、作者名、製作年を表示すればアートになる。

現実世界の美術館を例にすると、ある大部屋でざっと絵画を見渡す。惹かれる絵画を選んで接近してタイトルと作者名を見る。さらに興味が惹かれれば、もっと細かい字の解説を読む。このようにズームイン・ズームアウトを繰り返しながら館内を回る。

これと同じことを仮想空間内でシームレスに行おうとすると、テクスチャ作りばかりに追われて楽しくないし、たちまちテクスヘビーなシムにもなってしまう。ウェブ版のバーチャル博物館・美術館があるけど、それと同じ作業量の仕事を、仮想空間内の仕事に加えて行わないといけない。

それはともかくここではテクスヘビーの問題を考えると、タイトル、作者名、製作年まではフローティングテキストで済ます。英語・日本語併記まで可能。しかも、このフローティングテキストはいったん表示してしまえば、スクリプトを停止しても表示は続く。なんならスクリプトを削除したってよい。

スクリプト・ヘビーはテクス・ヘビーよりも厄介な問題である。テクスチャの方は描画距離を小さくすればよいが、スクリプトの方はシム内のどこにあっても読み込まれてしまう。

それはともかく、フローティングテキストには泣き所がいくつかあって、離れると見えないし、壁に描けた絵にフローティングテキストを表示すると、壁の裏からも見えてしまう。嫌いな人は嫌いで、フローティングテキストを禁止しているシムもあったほどである。

(ちょっと中途半端だけど、つづく)

質問でもなんでもなくて、SLやJOGでモノづくりをする時、こんな風にすればバーチャル博物館になる、というメモを思い付くままに書こうかと思います。

仮想空間では視野が狭く、方向感覚も悪くなる

実空間での人間の視野って、水平方向で200度あるそうです。それと比べれば、HDモニタを使っていてもたかが知れています。しかも、クリエータ自身はどこに何を作ったかは知っているので、訪問者も分かるだろうという思い込みがあります。

英国オープン大学に仮想空間でのオリエンテーション・ナビゲーションを博士論文のテーマにしていた研究生にさんざんしぼられました。

仮想空間ではこれでもかと思うぐらいに表示や矢印が必要です。テクスチャはなるべく増やしたくないけど、矢印テクスにフロートテキストで案内を表示すれば、いくらでも増やせます。そのために、どんどん使いたくなるようなお気に入りのデザインの矢印テクスを見つけておくことが必要です。

次になかなか思い至らないのは、場所や建物に名前を付けることです。名前がないと案内できないし、マップに表示することもできません。けっこう面倒です。名前なんて作ってるうちにも変わってくるので、とりあえず暫定的な名前をフロートテキストで表示するようにします。

実は視覚障碍者が仮想空間をよく使っているという話をVirtual Abilityのシムオーナーから聞きました。ボイスや音楽などの機能が充実しているからです。その仮想空間で動き回るにはオブジェクトに名前を付けることを忘れてはいけません。つまりオブジェクト名が標識になっているわけです。

それから、仮想空間では方向感覚が悪くなります。順路が一筆書きになるようなシムでも、自分がどう歩いたか、頭の中でマッピングできないと気持ちが悪いものです。通常は、順路が一筆書きになるようにするのは、ずいぶん煩わしいです。

その代わりに、シムの目立つ場所にランドマーク的な建物や地形を作っておけば、それで方角や自分の位置が分かるようになります。なにも順路をきっちり設定しなくても、この地上でどのあたりを見たから、あと見てないのはどこだなということが分かります。

もうひとつは、仮想空間ではどこに到着するか決まっていません。到着ルートを固定するよう設定することは可能ですし、ともすれば固定したい気持ちにもなります。ところが、これは2度目に来た人や、お目当ての場所にピンポイントでテレポートしたい人にはえらい迷惑です。

そういう意味でも、シムのどこに到着しようと、ここに来ればどこに何があるかが分かる、総合案内所みたいな場所を、目立つ場所に設けておくことも必要です。何もアイデアがなければ、シムの中央にそれを設けると、マップテレポートでは(128, 128)に来るということからも好都合です。

ところが、目立つ建物や地形と総合案内場所をシム中央に設けると、それはディズニーランドのシンデレラ城と同じになってしまいます。それではあまりに画一的なので、むしろ行き当たりばったりに作ってきたものを生かしながら、目立つものの配置と総合案内場所の配置を決めるようにします。

(つづく)

 

 

JOGはこのMoodleによるサポートサイトと、ビュワーで開く仮想空間のJOGの2本立てになっていて、ユーザー名/PWも2本立てになっています。(同一のID/PWにはできない。)

ですが、このサポートサイトのWebページの左上に表示されている名前は”Japan Open Grid”ですので、新規参加者に説明するときにこの2本立て構造を説明するときに混乱しやすいです。

”Japan Open Grid”はあくまでも仮想空間の名前にしておいて、こちらのサポートサイトの方はSLでいうとリンデンのダッシュボード+SNSのそんくす/SLMakerの機能を兼ねるものとして、別の名称を表示してはどうでしょうか、「JOGサポートサイト」でもいいし、「JOGポータル」とか「JOG-SNS」でもいいし・・・。

 

 

Abyss Observatoryでは2週間ほど前に、Voiceが使えたので安心していたのですが、昨晩のJOG遠足ではVoiceが使えませんでした。

Region/EstateのEstateタブでは、Allow Voice Chatにチェックが入っています。

タスクバーのスピーカーアイコンをクリックしたら出てくるMixerをクリックすると、SLVoiceが表示されません。

5/11に岡山市のサイピアで行った「大人のためのサイエンスレクチャー」のYouTubeです。大盛況でした。

https://www.youtube.com/watch?v=7oPQEA2zVbQ

JOGにある「ちきゅう」の紹介はここから。

https://youtu.be/7oPQEA2zVbQ?t=4100

 

翌日5/12の子供向けは、幼稚園~小6まで、やはり大盛況でしたが、Skypeによる画面共有に失敗。