Yan Lauria による投稿

カメラの設定変更で、距離を十分大きくすれば、平行投影的になるかと。

 

脱線ですが、「透視」、つまり、ワイヤーフレーム表示にするならと、Ctrl+Shift+Rを押しても切り替わらない。あれっと思ったら、Ctrl+Alt+Qでデベロッパーメニューを出した状態でないと、ワイヤーフレーム表示に切り替わらないようですね。

現在のSL/OSビュワーの遠近法は正しくないのは、カメラ設定で視野角を大きくすると画面の端が歪むのでわかります。

これ、製図のための疑似手法じゃなく、厳密な計算が可能なCGなのになんでいまだに解決されないのか不思議なんですが。

「透視投影法の切り替え」とはどれのことでしょう?

◆マウスルック(本人視線)にするか、通常のアバター後方カメラにするかの切り替え?

・通常状態からマウスルックにするには、ホイールを目いっぱいズームにするとマウスルックに切り替わります。

・FSでCtrl+P>Move & ViewのMouselookタブで、マウスルックの設定が変えられます。

・マウスルックを基本状態にする方法もあったと思ったけど、まだ見つからず。

◆それともアバター後方カメラの位置や視野角の変更?

・FSでCtrl+P>Move & ViewのViewタブでカメラ位置等が変更できます。

・カメラ位置を自分の真正面にしたり、自分の斜め後ろにしたければ、FSのカメラ十字マーク(というか?)の上に視点の切り替えボタンがあります。

◆それとも、投資投影法自体を通常のものとは違う方式(魚眼レンズとか)に切り替える意味であれば、知らないです。

 

ジュール・ヴェルヌの「海底二万里」に登場するノーチラス号は、その船内描写が非常に緻密で、「海底二万里」執筆時には図面があったと信じるファンが何人も図面の復元に挑戦してきました。

http://www.vernianera.com/Nautilus/layout.html

ところが一番重要な船員の人数が不明なほか、原作の記述にもいくつか矛盾や揺らぎがあって、それらをすべて説明できる図面の復元にはまだ誰も成功していませんでした。

実は昨年6月に消滅したSecond Earth 3にあった旧アビス海文台には、Reitsuki Kojimaという米国人が作ったそれまでで最もよくできたノーチラス号がありましたが、シムの消滅時に連絡が付かず、とうとう消えてしまいました。

それじゃ、新たしく自分たちで作ろうかと、もとちゃさんと作り始めたのが、SLのLilyのジュール・ヴェルヌ博物館にあるノーチラス号。Aleyさん(Arcadia Ashylum)のディズニー版ノーチラス号をバラして、流用できるものを流用し、基本プリムで作れるものは私が作り、それ以外のメッシュはもとちゃさんが作成しました。

もとちゃさんは原作の仏語にまで立ち戻ってどう解釈するか考えてくれて、美術史も得意だったので、サロンの絵画とネモ船長室の肖像画のほとんどを特定し、ネモ船長の妻子に近い写真も見つけてくれました。

報告するのを忘れていましたが、これを先々週、JOGのアビス海文台にも移設することができました。テディーさんには多大のご協力を頂きました。場所はこちら

Abyss Observatory (191, 216, 1507)

アビスのテレポートハブにノーチラス号へのテレポータがあります。

このノーチラス号のもう一人の立役者のAleyばあさんはSLをバンされて一年以上連絡不通で、まだ本人は完成品を見ていません。

画像表示にはもとちゃさん考案のパーティクル式表示を使っているため、もし画像が明滅するようなら、最大パーティクル数を8000に、描画距離を500m以下にしてリログしてください。

画像又は緑の箱にタッチすると、原作にある記述が周辺チャットに表示されます。このスクリはアカーシャさんが考案したものです。

その他詳細はこちらをどうぞ。

http://jogrid.net/abyss/nautilus_j.htm

ようするに、版権モノを売ることを長く続けておられる方は、それぞれしっかりリサーチされているみたいです。

著作権法では、著作権者は禁止したければなんでも禁止できる。一方で文化は「模倣」と「改良」があったから豊かになっていて、だからこそパブリックドメインとかCC0とか、CC BYとかもある。「利益の侵害がない」ことと「著作者へのリスペクトがある」の2点だけですべて判断できれば簡単なんだけど、著作権というのは原作者だけに限らないので、そう簡単にはいかない。原作者はOKでも実際にはいろんな方面で権利が絡んでいたりする。

工業製品も、仮想空間での模倣は「利益の侵害」がなく、「著作者へのリスペクトがある」ので大丈夫そうでも、メーカーや製品名のロゴまでマネすると、メーカー自身はOKでも、場を提供している管理者としては予防的に禁止する場合もあれば、「権利者との間はそれぞれで解決してください」と免責を宣言するものもある。管理者が予防的に禁止しなかったことで管理者が責めを負わせられていたら、創造的な場が成り立たなくなります。

そういう意味で、見ざる、言わざる、聴かざる、が最も適切な対処方法かもしれません。なんて書いたのがネットで検索されちゃうと、噛み付いてくる人が絶対にいるでしょうね。

この著作権・著作者人格権の問題、話しだすと泥沼に陥る恐れがあるし、「法の抜け道」的な議論をしていると過剰反応される恐れもあるし、専門家でないものが中途半端な知識を振りかざすことの落とし穴もあります。

が、JOGが次第に有名になってくると、ある程度は考えておいた方がいいかもしれません。

◆自分で作った作品を見せびらかすこと自体は、それが自分のオリジナルだと偽らない限りは、比較的寛容ではないか? 同じ意味で、自分の作品を友人に無料で配ることについても。この場合、利益の侵害がないことと、オリジナル作品への「リスペクト」が重要であるので、変にアレンジしない方がいい。

もし心配なら、その作品を画像検索するとよい。自作した画像がたくさん見つかるなら大丈夫。

ただし無料だからといって、SLマーケットプレイスのような公開された場所で広く配布してよいかというと、昔はどうもOKだったらしいが、今でもOKというわけではない。自分の権利が侵害されたと訴える人がいれば、たとえ無料でも問題になる。

◆中には、著作物をファンに開放していて販売まで認めているケースがある。ディズニーは著作権にはうるさいが、映画「海底二万マイル」だけは寛容で、艦内のセットの図面まで共有されている。スターウォーズも、ディズニーに版権?が移る前のバージョンはOKという話がある。SLマーケットプレイスでいろんなクリエータが売っているのが見つかれば、大丈夫。

ただし、コミケだったかワンフェスだったか、特定のイベントに限定して著作権モノの販売を認めるよう著作者と合意済みで販売される場合(当日版権)があるので、ネット上に画像が沢山あるからといって大丈夫とは限らない。

◆工業製品は著作物とは認められていない(意匠権は存在)ので、一般に戦闘機や戦車や軍艦や兵器のプラモデル販売業者は、利用許諾手続きを行っていないのが普通らしい。これは模造品の販売のような利益の侵害がないことが前提。ただし、ロシアのスホーイを使ったフライトサイミュレーションゲームを発売したら、ロシアから著作権使用料の請求書が来たらしいが、払ったかどうかは不明。

◆建築物は芸術作品とみなされるものも少なくないが、その写真はネットに数多く出回っている。公共地の野外に置かれた彫像なども同様で、誰でも撮影できる著作物の画像を、個人ブログや仮想空間上の博物館に飾っても大丈夫。

◆引用が認められる範囲として、執筆物については具体的な条件があるが、それに似て著作権のある絵画の画像について以下の3条件のもとで引用と同様の扱いができるかも・・・。

・その作品が、作者の代表的作品である。

・売り物にならない程度の低解像度である。

・研究・教育目的に利用される。

以上、ちょっと、これは違うよ、って点がありましたら、ご指摘ください。

ちなみに、この場所はログインしなくても見えるんでしたっけ? 場合によっては削除しなければいけないかも。