Themen begonnen von Yan Lauria

もとちゃ美術館の最大のポイントは、高度(Z座標)または進行方向に対応して作品を発表年の順に並べることに加えて、進行方向に直行する第2の評価軸を導入できないか試みたところにあります。

最初は多神教的な「ウジャトの目」と一神教的な「プロビデンスの目」の対比というのが、最初の着想だったようで、これを右目と左目(または左脳と右脳?)のどちらに対応させるかは頭が痛くなるのでやめておいて、その後、Heinrich Wolfflin/ ハインリヒ・ヴェルフリンとGustav Rene Hocke/ グスタフ・ルネ・ホッケという2人の類型化を組み合わせたものが、もとちゃ美術館の入り口に掲げられている。

これでいくと

【進行方向に向かって左】   進行方向に向かって右】

立体的

動的

多様性大

非幾何学的

(狩猟民族的)

(多神教的)

平面的

静的

多様性小

幾何学的

(農耕民族的)

(一神教的)

 

それで、そういう尺度でもとちゃ美術館の中を歩いて回ったんですが、どうもこの通りには並んでいない^^::。

それで、今は「感性的な美」vs「理性的な美」という対比でもう一度見直してみようと思っているところです。

「美」というのは「感性的」なものであって、「理性的な美」なんてありえない気もしたのですが、ピラミッドみたいに、一神教的世界観の元では「理性的な美」というのがあるような気もしてきました。

感情にも悲しみや怒りや笑いという本能的な感情以外に、一神教的な幸福感みたいなのは、本能とちょっと違うところにある気もします。この辺りは、私には理解しがたいところがあるのですが、欧米の近代史の中で、論理的にすべてを解釈しようという強烈な世界観があって、これが文明の高度化という大きな成功に繋がったわけなので、それと同じ尺度で「理性的な美」というものもあるのではないかと。

皆さんは、どのように考えられるでしょうか? とにかく、これを決めないと、新しい作品を追加することができないので、みなさんもぜひアビスのもとちゃ美術館を訪れて、考えてみてはどうでしょうか?

 

 

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いずさんによるミュシャ美術館(Svan Hills Musuem at Second Life)の見学会2回目です。

日時:10月14日(金) 21時より。

集合場所:SL内のSvan Hills Museum。http://maps.secondlife.com/secondlife/Svan/133/217/77

リトグラフという石版画のポスターで人気のミュシャですが、2回目はスラム人であるミュシャが後期に全力を傾けた「スラブ叙事詩」を中心とする油彩画を、いずさんが案内します。ボイス使用。

YouTube

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9月28日に京大で開催された第3回オープンサイエンスデータ推進ワークショップでSL/OpenSimの教育への活用について発表してきました。

デモのため、フルHD用プロジェクトを用意してもらいましたが、ファイヤーウォールのせいでSL/OpenSimにはアクセスできないことが分かっていたので、事前にBandicamと3Dマウスを使って動画撮影をしました。何度も撮り直ししたので3D酔いに悩まされました。

プレゼン資料は添付pdfのとおりです。

http://jogrid.net/abyss/Cross-disciplinary_collaboration_in_VW_r3.pdf

趣旨は、

・教育分野では、受験勉強のような詰め込み教育では、これからどんどん新しい分野が生まれていく時代の人材を育てられないので、いろんな分野の人と交流し、体験を通じて新しい知識を自分で構築していける教育が必要と欧米では認識されている。

 ・現実世界での異分野交流・体験が難しい生徒のためのプラットフォームとして仮想空間を利用した研究に、欧米ではファンドが付きやすく、論文もたくさん出ている。

・仮想空間を使ったリアルタイムの遠隔教育には、ノンリアルタイムのコミュニケーション・プラットフォームの併用が必要で、(JOGも使っている)Moodleは単なる教育資料の配布・試験だけでなく、生徒自身がプレゼンし、ディスカッションしたり、自らプロジェクトを立案・運営する機能も備えている。

・理系教育と人文学教育を融合するSTEM+Art=STEAM運動が、デザイン重視の産業界の要請も受けて米国と韓国で取り組まれている。アイデアを表現する力としてArtが重視されている。ただし、ひとつ分野の知識が他分野の人にも分かるようにうまく体系化して提供されることが基本であり、人はそうした一つの分野から知識を得て、それをもとに、別の分野にも知識を広げていくことによって、生涯にわたって知識を広げていくことができるようになる。

・仮想空間でのSTEAM教育の実例として、コメットさん、もとちゃさんの美術史・近代史博物館を紹介した。時間軸のほか、横軸として理性的な美vs.感性的な美、農耕民族由来の文化vs.狩猟民族由来の文化などといったさまざまな仮説を検証することを試みている。

・こうした試みから、オープンサイエンスへの取組み方として、各分野で情報発信する場合は、他分野の人にも分かるように、そのディシプリン(流儀)に基づいて体系化して提供する。データポータルはそれら全体を体系化するとともに、異分野協働による新しいディシプリンを生み出す場を提供するべき。

というような流れです。

プレゼン15分のところ10分超過して司会者に怒られましたが、それでもデモは撮影したごく一部しか紹介できませんでした。YouTubeにアップして再生リストにまとめましたので、よかったら見てください。こちらにはJOGのアビスも紹介しています。再生リストにはほかの方が撮影してくださった分も一緒にしてあります。

このほか、いずさんのミュシャ美術館の動画を堺アルフォンス・ミュシャ館の館長さん、学芸員さんに見せてきました。素晴らしいと言ってもらったのですが、あまりに素晴らしいので、これが世の中に知られたら、来館者が減るのではと心配されたほどです。むしろこれによって本物を見たいという来場者が増えるとか、劣化を防ぐために所蔵品のごく一部しか展示スペースに飾れない問題の解決策になると説明しましたが、日本のほかの美術館がやっていないことの先鞭を付けるための理由付けなど、これからもいろいろ吹き込んでいくつもりです。いずさん、よろしくお願いします。

この分の動画はまだYouTubeにアップしていないので、アップしたら紹介します。

って名前でよかったけ? Skimakamiシムが現在落ちているので、確認できないのですが。それとこの書き込みがここでよいのか分からないのですが・・・・。

風月さんのこのプロジェクト、なかなか面白くて、島上高校のグラウンドに置かれた巨大マップに各シムへのテレポータを置くというもの。

JOGポータルではシム名と作者を調べることはできますが、それが展示なのかカフェやダンス場やショップなのかが分かるものとしてはサイトブログの自己宣伝しかないので、こういう案内施設はとても重要だと思います。

テレポータは苗木のようになっていて、場所の名称をフロートテキスト表示し、ミニ看板(128x128推奨)を貼れるようになっています。また、テレポート先には大きな苗木を置くことになっています。

気づいたのは

・苗木ギバーがマップの脇に置かれていて、タッチすると無料で買えるようになっているが、ゲットした苗木もClickでBuy forの設定になっており、テレポータとして機能させるにはClickでtouchの設定に変更しないといけない。

・小さな苗木と大きな苗木が同じオブジェクト名になっているので、変えた方がいい。

・苗木をピンポイントに置けるので、ひとつのリージョンに複数の展示があったり、スカイに展示がある場合も苗木が置ける。つまりJOGグリッド(立体)マップ

・ミニ看板について看板を作るのが苦手な人は、Firestormを使って128x128でスナップショットを撮って貼り付ければ、フロートテキストもあるので看板代わりになるので手軽。

・このプロジェクトは作者本人が苗木を置く自己宣伝方式となっているが、作者本人は正式公開はまだまだ先だとか、宣伝まで気が回らないとか、単に面倒だとか、そもそもこういうプロジェクトがあることに気づかないとかして、苗木を置いてくれない作者も多いと思うので、他人が勝手に苗木を置き、作者本人に正式版の設置をお願いすることもありにしては?