凸状の外殻構造
今回の話題は、SLだけが対象である。OpenSimでは有効でないようだ。
何かというと、このテクニックを使えば、うまくいけばプリム数が半減する。
その方法はというと、例えば展示パネルがずらりと並んでいる。それをリンクしたうえで、
編集モード>特徴タブ>実情の種類を「プリム」から「凸状の外殻構造」に変更する、というもの。
これにはいくつか注意が必要。
普通の直方体だけでできたリンクセットはたぶん半減する。
だいたい基本的なプリムであれば、直方体と球と円柱の組み合わせでも半減する。ただし奇数個のリンクセットの場合は小数点下切り上げになる。たとえば7プリムのものは4プリムにしかならない。
下のスナップショットを見てみよう。4つの異なる形状の基本プリムをリンクしているが、土地の負荷はちゃんと半減の2である。
ここで注意が必要なのは
・基本プリムにカットやひねり、テーパーを加えている場合だと、かえって元よりどんと増える場合がある。例えば潜水艦のようにテーパーを加えた円筒をつないだリンクセットを「凸状の外殻構造」にすると、元のプリム数よりどんと増える。
・「凸状の外殻構造」にしたリンクセットの中は歩けない。例えば家を丸ごとリンクセットにして「凸状の外殻構造」にすると、家の中に入れない。そこで、「床」と「その他」に分けてリンクしてそれぞれ「凸状の外殻構造」にするとともに、「その他」の方だけファントムにする。壁がファントムでは困る場合は、床と同じように面単位でリンクを分ければよい。
だいたい、博物館も美術館も、直方体と球と円柱さえあればかなりのものができる。特に深海機器の耐圧容器は球か円筒なので、この「凸状の外殻構造」はとても有効な方法である。
(つづく)