Shinobar Martinek による投稿

Windows上で自SIMをJOGに接続する実験の続きです。本サイトでかって配布していた opensim-0.9.0.1-jog_r02.tgz を Windows上で試してみました。

これも Linux上では動くものの、Windowsではエラー終了します。

この中の bin フォルダー内 OpenSim.Modules.Currency.dll を削除すれば Windowsでも動きます。このモジュールはJOGのマネーサーバーに接続するためのもので、マネーサーバーと接続しない(JPのやりとりをしない)ならば削除しても差し支えありません。

なお、公式 opensim-0.9.0.1 release ベースのため、アニメッシュは動きません。

opensim-0.9.0.1-jog_r02 から OpenSim.Modules.Currency.dll を削除したものを opensim-0.9.0.1-jog_r02w.zip として Shinobar Worldダウンロードサイトに置きました。 Windows 7(64bit)+.NET framework 4.8 上で動作確認しています。名前に'w'を付けていますが、Linux+mono上でもそのままで動くはずです。

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その後いくつか試してみて、これまでに分かったことを報告します。

分かったことは「現在WindowsでJOGにSIMを接続することは難しくなっている」ということです。

OSGでも試されているということなので、まずはOSG接続テストで、主にネットワーク環境をチェックすることを優先されるのが賢明かと思います。

さきの私のWindows 7(64bit)の実験で本家公式opensim-0.9.1.1でエラーとなった原因は .NET framework 4.8 をインストールしていなかったせいでした。.Net framework runtime をインストールすると正常に動きます。

opensim-0.9.1.1forJOGについては、Linux+mono-0.6.0上で正常に動きますが、Windowsではエラーとなります。

この原因を想像するに、JOG独自のモジュールが .NET framework 4.8 と整合が取れていないのではないか。少なくとも OpenSim.Modules.Currency.dll がエラーを呼んでいる。また OpenSimProfile.Modules.dll も怪しそうですが、まだ特定できていません。

とりあえずの経過報告まで。

JOGやOSGに自分のSIMを接続する場合、ルーターのポートフォワード設定が必要なのは 9000番のTCP/UDP のみで、8000番台は不要です。リージョンを複数に増設する場合、9001,9002... などのUDPだけ追加。TCPの追加はありません。

ネットワークの簡便なテスト法についてこちらのブログ記事も参考ください。

ところでOSGの場合でもJOGの場合でも自分はテレポートできないが、他人はテレポートできる場合があります。この場合はルーターがループバックに対応していない場合です。インワで他のメンバーに協力してもらって試すとよいでしょう。

テストありがとうございます。binフォルダー以外は必要ありません。

Windows 7(64bit) で同様の現象を確認しました。LinuxとWindowsとは違うんだなと思い、公式ページを確認。確かにバイナリはWindows用とLinux用とは別になっています。Windows用バイナリ opensim-0.9.1.1をダウンロードし試しました。

公式のWindowsバイナリ opensim-0.9.1.1でも、OpenSim.exeは同じように停止します。

Linuxのことしか私は分からないので、ここのところは Windowsで opensimを運用されている方に譲ります。すみません。

opensim-0.9.1.1 ということは、公式配布のものですね。本家公式のものを使ってJOGに接続するには ぶれさんの記事などがありますが、記事中の「JOGrid設定ファイル」が現在JOGサイトからはダウンロードできません。代わって Shinobar World ダウンロード から  jog-settings-0.9x.zip がダウンロードできます。

ですが、公式 0.9.1.1 releasをベースにJOG用に調整した opensim-0.9.1.1forJOG.tar.gz のご利用をお奨めします。Linux上で作成しったものですが、Wibdowsでも使えるはず、かな?