Shinobar Martinek による投稿

0.9.0Dev同梱の設定ファイルをベースに最小の変更とするならば、えくすさんの OpenSimProfile.dll を使うために GridCommon.ini 内の1行のみの変更でOKです。
https://www.jogrid.net/wi/mod/forum/discuss.php?d=1353#p4866

しかしこのさいですので、 opensim-0.9.0.1 Release の標準設定から最小の変更ということを考えました。
0.9.0Dev同梱の設定に私が気に入らないことは、 osslの設定が標準設定と大きく異なっていることがひとつ。
http://shino.pos.to/secondlife/blog/?viewDetailed=00013
いまひとつ、SIMを立ち上げたときに隣接リージョンへの通知に失敗すること。
https://www.jogrid.net/wi/mod/forum/discuss.php?d=1346
これは GridHypergrid.ini にJOG独自の変更を加えて配布しているために、本家 opensim配布のものとの乖離が生じたことが原因になっています。
opensim本家の意図としては、 GridHypergrid.ini には手を加えず、GridCommon.ini のほうで変更して欲しいとのこと。


この考え方で設定ファイルを検討した結果については続報します。

さきの記事に書いたように、JOG独自モジュールはJOGのsubversionにまとめられています。
http://www.nsl.tuis.ac.jp/svn/opensim/jogrid.config/trunk/config/JOG_HG/0.9.0/

このうち Messageing.NSLMutekist.dll, OpenSimProfile.Modules.dll, OpenSimSearch.Modules.dll の3つは、SQLiteをつかう opensimサーバーでは使えません(エラーでサーバーが立ち上がらない)。
https://www.jogrid.net/wi/mod/forum/discuss.php?d=1114

OpenSimProfile.Modules.dll は えくすさんのものが使えることは前記事で書きました。
Messageing.NSLMutekist.dll と  OpenSimSearch.Modules.dll の2つについては、 0.9.0Dev同梱のものが opensim-0.9.0.1 Releaseでも使えます。

ここでSearchですが、opensim-0.9.0.1 Release にもサーチ機能が含まれていて、これがJOGでも使えます。ですからJOGのモジュール  OpenSimSearch.Modules.dll を削除してしまうという手もあります。

Messageing.NSLMutekist.dll についての補足情報です。JOGのsubversionにある0.9.0用のものがSQLiteの下で使えないことはすでに書きましたが、0.8.2用とされているものも動きません(モジュールが読み込まれない)。
ただひとつ 0.9.0Dev同梱の Messageing.NSLMutekist.dll(このソースの入手場所を私は知りません)だけが opensim-0.9.0.1 Releaseで使えます。


opensim-0.9.0.1 Release を使ってJOGに接続するためのJOG独自モジュール、諸設定についていろいろ調べたので、ここに報告します。

自宅あるいはVPSからJOGに接続するためにJOGが配布しているバイナリは、現在のところ OpenSim-0.9.0Dev が最新です。
opensim本家が公式配布の opensim-0.9.0.1 Release を使ってJOGに接続するためのスクリプトを公開しています。
http://shino.pos.to/secondlife/blog/?viewDetailed=00025
これで立ち上げたSIMでアバターのプローフィールは表示されますが、編集書き込みはできません。

ピックの保存などプローフィールの編集書き込みには、現在のところ OpenSimProfile.dll を、えくすさんのものと差し替える必要があります。設定ファイル GridCommon.ini も一部変更が必要です。
https://www.jogrid.net/wi/mod/forum/discuss.php?d=1353#p4865

0.9.0Dev同梱のOpenSim.Modules.Currency.dll は 0.9.0.1などで使うとエラーとなります。削除しても大きな不都合はありませんが、JOGのsubversionにある0.9.0用の OpenSim.Modules.Currency.dll と入れ替えると動作します。
http://www.nsl.tuis.ac.jp/svn/opensim/jogrid.config/trunk/config/JOG_HG/0.9.0/

結論は以上ですが、各モジュールと諸設定について検討した詳細を以下の記事で順次報告します。

> XMLRPC.dllが2018-09-17以前と以後では、いまのままではバイナリ互換性がないので、OpenSimのバイナリーは、ビルドした時期によって、どちらのXMLRPC.dllを使えばいいかが決まります。

いえ、それはないです。

2018-09-17以前の gitからビルドしたバイナリ(IMが文字化け)に 2018-09-17 の XMLRPC.dillを突っ込んだら、IM文字化けなしに正常に動きます。

このスレッドで 2018年 09月 13日(木曜日) 09:33 に報告しています。