古代日本の壮大な建物である出雲大社に興味を持ち、建設を思い立ちました。
現在の出雲大社は地上高24mで、これでも壮大ですが、昔(平安〜鎌倉?)には現在の倍、48mであったそうです。当時の、また現在世界最大の木造建築物である奈良の大仏殿より高かったというから驚きです。2000年、その遺構(根柱跡)が発掘されたことから、それは本当だということになり、大林組などが想像で復元し、その1/10模型が公開されています。
しかし社伝によると、創建時の大きさは、そのさらに倍の96mだったということです。
それがいったいどのようなものだったのか、仮想世界なら作れるだろうということで、現在 Shinobar North でその復元を試みています。(大林組などの復元は平安〜鎌倉時代を想定。私が復元しようとするのは弥生末期。)
発掘された根柱は直径 1.4m のスギ丸太を3本束ねたもの。仮想世界での再現も、これと同じようにしますが、長さは90mです。途中で中継ぎすることで、これは作れるかもしれません。いま、それを9セット立ててみました(当時の技術でどういう方法で立てるかは不問)。
しかし、見るからに危うい。地中6m埋め込んでいる想定ですが、とても自立しそうにない。途中に桁を入れることでいくぶん補強できるかもしれません。まずは土台作りでしばし悪戦苦闘しそうではあります。
参考ページ: 出雲の弥生文化の源流を訪ねる