しばらく前にDominoProjectを立ち上げてDominoというregionを整備していたのですが第一期の作業が一通り終了したので公開とさせていただこうと思います。お時間がございましたらお立ち寄りくださいませ。
Domino regionのコンセプトは単純な矩形を寄せ集めてどこまでOpenSimという仮想空間を利用できるかということにあります。今回の試みは、まさにドミノ倒しのように無数のタイルを垂直方向に設置しそれを鉄道のレールに見立てて移動する軌道移動体で地下−100mから上空5000mの空間利用を図ろうというものです。アバターでの空間認識に於いて現実世界の平面方向の利用という既成概念を取り払えば、ひと区画256mx256mのフルリージョンサイズであってもOpenSimという仮想空間ではひと区画256mx256mx10,000mの広大な空間利用ができるのではないか?という発想が基になっています。
とはいえ、限られたリソースでの整備ですので一度にすべての空間を埋め尽くすわけにもいきませんので、Regionの整備をいくつかのフェーズに分けて進めていくことにして
- 地上(地下)から目標の中程になる5,000mまでの軌道敷設
- 各基準点(毎1,000m単位)にステーションを設ける
- 移動体の開発(移動体がこのプロジェクトのメディアとなるから結構重要な要素?)
をその第一段階としてその整備を進めてまいりました。
今後(実は既に並行して進めてはいますが)順次第二段階の整備を進めてまいりますが、予定としては
- 各ステーション間1,000mを一単位としてその空間にテーマをもたせた空間利用
- 空間内でのイベントの開発
を予定しています。具体的なものはまだそれほどはっきりしていませんが、実際に整備を始めてから気がついたのですが移動体を利用して縦方向に移動していると移動すること自体が時間軸をもっているので、なにかストーリを持ったイベントを提供するのに適した空間じゃないかとか、アーチストやクリエーターにとって3次元のキャンバスを提供できるのではないか?可視化できる広大なインベントリとして、たとえばミュージアム的な利用が可能なのではないか等々様々なアイデアが浮かんでは来ます。
少々誇張表現が過ぎたかもしれませんが、個人的には多少ユニークな空間利用の提案ができるような気がいたしましたので、ご興味いただける方がいらっしゃればお立ち寄りくださると幸いです。立地場所はいささか辺鄙なところにございますのでテレポートでお越しください。世界地図で「Domino」と検索いただければお越しいただけると思います。
また、お立ち寄りいただけましたら、「行ったけれど、意味がわからんっ!」「つまらんっ!」「こうしないと、ダメじゃない?」などなど、ご存分にご感想をお聞かせいただけると今後の励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。